※2018年9月16日にて更新停止 各種検証をする方法、また検証する際の「コツ」等がありましたら是非ここに書き込みをお願いします
ダメージ検証のおおよその流れ
[1]:ダメージ検証用スプレの使い方
フォーラム:http://ja.kancolle.wikia.com/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89:784
(注意:重いです)
スプレッドシートをコピーして使うことを想定しています。
現行の赤仮の砲撃戦、夜戦、雷撃戦の出力データを精査するためのツールです。
データを貼りつけると、異常ダメージかどうか、どこに補正がかかっているかなどが調べられます。
[2]:既存のダメージ式の仮説を精査する検証
弾薬量補正検証を例にとります。
①:既存式に対する反例の確認→②:新式の提唱→③:新式に対する反例の確認
①:弾薬量補正=残弾薬量/最大弾薬量×2のモデルに対して反例が数件見つかりました。
②:弾薬量補正=int(残弾薬量/最大弾薬量×100)/50というモデルを立てます。
③:②で立てた式に対して、反例は見つかりませんでした。
しかし、これでは②式が数件の反例に対してたまたま成り立つ式であったことは完全に否定することができません。
そのため、グラフを利用したり、母数を増やしたり、条件を厳しくしたりすることで仮説に説得力を持たせることが求められます。
[3]:未解明項目の検証
陸上型特効検証の砲台小鬼特効検証と集積地棲姫特効検証を例にとります。
①:素手(※)状態で艦種補正の確認→②:未改修特効装備の個数別補正値確認→③:モデル式を立てた特効装備の改修効果の検証
※:今回の例では、特効のなさそうな装備(小口径主砲、副砲など)などを装備していても素手とします。
①:
(砲台小鬼)素手状態では、駆逐艦・軽巡洋艦のみにa12=1.40の補正が確認されました。
(集積地棲姫)艦種補正は確認されませんでした。
②:
(砲台小鬼)陸戦1積みの場合a12=2.15、2積み以上の場合a12=3.0...
(集積地棲姫)陸戦1積みの場合a5=1.30、2積み以上の場合a5=3.08...
③:
(集積地棲姫)改修を考慮したモデル式を
加法モデル:補正値=個数別補正値+係数×装備改修値に依存する関数
乗法モデル:補正値=個数別補正値×(1+係数×装備改修値に依存する関数)
として(ここはなるべく多いモデルを立てる)、全てのデータに対して反例の出ないモデルを探した結果、
乗法モデル:補正値=個数別補正値×(1+係数×装備改修値の平均)
という式が採用されました。
(砲台小鬼)集積地棲姫特効で得られた改修効果の式を、砲台小鬼に対する改修済み内火艇2積みのデータに適用すると、未改修内火艇2積みでa12=3.2が得られました。
基本的には、素手状態から少しずつ丁寧に条件を変えていって、補正の発生条件を確定させることが求められます。
また、改修効果のある補正がイベントで追加された場合、未改修での効果を検証するために予め未改修の装備をある程度保有しておくことが望ましいです。
【砲撃命中検証】用手動ログ採取用スプレ【17/02/12 16:00頃アップデート】
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1lM-x8E4yTGrRNMHezCmJgDLl0l8aWNnk35vE0kDVeLA/edit?usp=sharing
艦名を手入力する事で、全艦娘で命中検証を行えるようになりました。
砲撃可能艦、全装備で検証可能です(艦載機熟練度は>>orなしのみ対応)
基本的に1-1-1で検証をすることを前提としていますが、一部シートを加筆する事で1-1-1以外でも検証可能です。
利用時バグある場合や疑問点、要望がある場合は連絡 下さい
・アップデート内容
17冬イベ実装艦および装備のアップデートしました。
また特に空母火力計算利用時および1-1-1以外での利用時は、ローデータを流して確認していないためバグが有る場合は報告お願いします。
【砲撃戦命中検証について】
砲撃戦命中のデータの取り方に関する基本事項は下記のブロマガを参照してください
pixyさんのブロマガ http://ch.nicovideo.jp/pixy_for_ever/blomaga/ar846779
また現在は上記の方法に加え、1-2-1を用いて複数の艦で同時にデータを取るという方法も使用されています。取ろうとしているデータによっては条件が存在していることも多々ありますので、検証したいという方は先行検証者に一度相談してみるとよいでしょう。
【対空CI確率検証について】
赤仮の航空戦撃墜にて行う
取る際の前提として、次の条件が挙げられる。
・敵のステージ2.敵艦載機総数が0でないこと
・対空CIを出せる艦が複数居ないこと
・対空CI該当艦が護衛退避などしていないこと
対空CIの発動率は種別ごとで固有に設定されており、艦の疲労度・耐久・改修・加重対空値・艦隊防空値などといった要素は一切影響しない。また、敵空母が1体であっても複数体であっても変わらない。
【砲撃戦命中検証について】
検証方法として無疲労・橙疲労・赤疲労の3種類がありますが、有利不利なケースがあります。
それぞれ説明していきます。
・赤疲労
無疲労時に高レベル艦では命中上限に到達してしまう為に、初期の検証方法として最も重用されました。
但し結果が大抵の場合命中率50%に寄ってしまう為、確率としては最も偏りが出てしまう為、補正を調べる上では件数が大量に必要になってしまいます、500件では全然足りません。
この方法を採用する場合は、可能な限り50%から上下どちらかに引き離す必要があります。(例:32号電探を積む、金剛型なら46砲を積む)
検証場所としては重巡軽巡駆逐なら1-1-1、戦艦なら1-2-1等。
・無疲労
重いマイナスフィット補正を持っている艦であれば、46砲を複数積んで命中上限からワザと引き下げることで無疲労でも目的の砲の検証が可能になります。
金剛型を代表とする高速戦艦や運が低い戦艦・航空戦艦であればこの手法が取れる為、基本的には推奨しています。
欠点としては重い砲そのものの検証がしにくい事、またフィット補正が豊富な艦や高運艦だと上限以下に下がりきらない場合には使用できません。
検証場所としては基本的には戦艦用なので1-2-1で行います。
・橙疲労
無疲労では検証しにくい艦(代表として長門改二と伊勢改二)のフィットを調べる為に生まれた、最強にして最凶の検証方法です。
橙疲労時はフィット補正以外の命中項が0.8倍される事を利用し、目的砲以外の状態の命中率を90%前後に設定することで検証を可能にします。
どんな艦でも検証が可能になりますが、当然の如く疲労の管理が難しい為非常に手間になります。また最近判明したことですが、cond値23~28時に出撃した場合は戦闘開始時にcond-9される仕様の為赤疲労とみなされるなど管理が大変です。
その為cond値29~32時に出撃する事になりますが、母港帰投後に再度出撃を容易とする為にcond値30~32で出撃することになります。
検証場所として1-2-1ではC敗北等によるcond低下を防ぐ為に1-1-1でやるとスムーズになります。
いずれの検証方法も前提として、検証対象の砲を積んでいない時の基準となる命中率を予め取る事を推奨します。
赤疲労時であれば命中率大幅低下した値が理想としている基準にあるか、無疲労であれば本当にマイナス補正で下がっているか、橙疲労も同様です。
またケッコン艦や改修された装備を使用することも避けてください、ケッコンフィット補正が従来通り掛かっているか、改修補正が正しいかによって結果が左右されかねない為です。