※2018年9月16日にて更新停止 春イベント2016:期間限定海域【開設!基地航空隊】にて実装された基地航空隊に関する検証を扱います。
基地航空隊による対潜哨戒攻撃のダメージ検証4
さらにデータを6000件ほど集めたので中間報告
1.ダメージに対して防御力はどう影響しているのか
収集したデータから比較的データ数の多い97艦攻931空18機のCL0触接無しの最大ダメージとSwordfish Mk.III18機のCL0触接無しの最大・最小ダメージを抽出
これまでのダメージ式:ダメージ=int(攻撃力-防御力)と防御力の扱いが同じと想定した場合、導かれる最高火力が97艦攻で49-51、Swordfishで79-81、Swordfishの最小火力が57と全て2の差に収まりました。
件数不足で真の最大ダメージが検出できていない可能性があることからすると、防御力はこれまでのダメージ式と同様に扱われていると今のところは考えてよさそうです。
上記の仮説と現在の暫定式を7000件以上のデータに適応させたところ、今のところ反例はありませんでした。
2.CL1時の熟練度補正について
収集したデータからSwordfish Mk.III 熟練度>>18機、試製東海 熟練度>>18機のCl0/Cl1触接無しの平均ダメージを算出
1で防御力はこれまでと同一だろうと考えられることから、平均ダメージに平均装甲を加算し 火力の平均値を概算しました。
結果Swordfish Mk.III 熟練度>>18機、試製東海 熟練度>>18機それぞれcl1で火力が1.8倍弱されていました。
通常航空戦ではクリティカルが発生すると、クリティカルで攻撃力が1.5倍、熟練度最大のクリティカル補正で1.2倍 合わせて1.8倍されており、基地航空隊による対潜哨戒攻撃においても同様の補正が入っていることが推察されます。
既存式と同様の仮説式を組んで7000件のデータに適応した所、反例は1件。+1のずれなので仮説式の火力の方の不備だろうとみられます
通常の基地航空隊では陸攻に熟練度補正がありませんでしたが、対潜攻撃では別のようです。また特別cl1率が低いということもなさそうです。
3.偵察機系列の与ダメージ検証
基地航空隊に零式水上偵察機11型乙(熟練)をセットし、潜水カ級elite・flagshipを対象として検証を行ったところ、95回連続で割合ダメージの範囲内の与ダメージとなりました。
(95回で最大ダメージ4)
現在の理論値では零式水上偵察機11型乙(熟練)4機の最大火力は36、触接込みで50~60%の確率で割合ダメ範囲外が検出される想定なので他の艦攻などとは計算式が違うようです。
カ級eliteに対して触接ありで37回連続割合ダメージ圏内を検出していることから、零式水上偵察機11型乙(熟練)4機の最大火力はカ級eliteの最低装甲14.7を4以上超えていないと考えられ、最大火力は15以下と想定されます。潜水カ級で調査が可能となるまで詳細は不明となりそうです。
上の3件を合わせまして暫定仮説式がアップデートされます
暫定式
艦攻・夜攻
攻撃力=[[(対潜値*√(機数*1.8)+25)*(定数A+(0~定数Bの乱数))]*クリティカル補正*熟練度補正]*触接補正
陸攻
攻撃力=[[(対潜値*√(機数*1.8)+25)*(定数A+(0~定数Bの乱数))]*クリティカル補正*熟練度補正]*触接補正*1.8
対潜7・8(偵察機を除く)の飛行機 定数A=0.35 定数B=0.45
対潜10・11の飛行機 定数A=0.7 定数B=0.3
[ ]は小数点以下切り捨て
クリティカル補正の前にキャップがあると思われるが火力的に確認不可能
太文字が修正点
たくさんのデータを提供してくださった美馬さんありがとうございました
基地防空における敵撃墜数の基本計算式(仮説)
匿名の方より2016秋E5甲および6-5を元にした
基地防空における敵撃墜数の仮定計算式をいただきました。
許可をいただけたので、補足を加えた上で代理発表します。
仮定式
撃墜乱数=0.35*((0~(10- 制空定数))の一様な整数乱数) + 0.65*(11 - 制空定数)
制空定数 自軍制空状態:確保1、優勢3、均衡5、劣勢7、喪失10
撃墜数 = int(機数*撃墜乱数 / 10)
陸戦・局戦の補正に関して今回は保留
具体例
制空優勢状態での与撃墜数
0.35*(0~7の整数乱数)+0.65*8となり、
制空乱数は(5.2、5.55、5.9、6.25、6.6、6.95、7.3、7.65)
32機のスロットであれば(16、17、18、20、21、22、23、24)機撃墜となる
※6-5防空データは末尾に表にて記載
提供者のデータに加えて、ほたるさん・trollkinのログ全てにおいて反例なし
補足
艦これ改における通常航空戦におけるst1の与撃墜数計算式
撃墜乱数=0.35*((0~(11 - 制空定数))の一様な整数乱数1) + 0.65*((0~(11 - 制空定数))の一様な整数乱数2)
制空定数 自軍制空状態:確保1、優勢3、均衡5、劣勢7、喪失10
撃墜数 = if( int( 機数*撃墜乱数 / 10 ) > 機数 , 機数 , int( 機数*撃墜乱数 / 10 ))
通常航空戦より乱数要素を減らし振れ幅を小さくしたのが防空戦の撃墜数計算式と思われる
謝辞
提供者さんには詳細なデータと共に、計算式の公開許可をいただきました。
誠にありがとうございます。
基礎データとしてほたるさんの先行検証およびデータを使わせていただきました。
以下、提供者さんによる考察
基地航空隊の防空時の与撃墜式に関する考察(途中経過報告)
1.
ほたる氏およびTrollkin氏の先行調査により, 防空時の与撃墜率の幅は通常の航空戦と比べ狭いことが確認されている.
基地航空隊の防空においては通常の航空戦とほぼ同様の制空状態判定が行われているため, 与撃墜式も通常の航空戦の撃墜式を流用し変化させたものと仮定することにする.
艦これ改の式(上記参照)によると, 通常の航空戦においては2つの乱数が使われており, 例えば航空優勢の場合, 両方が最低値を取る場合には0, 最大値を取る場合には80%となる.
撃墜率の幅を狭くするために, まずどちらか片方の乱数が最大値に固定されていると仮定する.
この場合, 取りうる値の範囲は次のようになる
(表1: 左からそれぞれ乱数1が固定の時の範囲, 平均値; 乱数2が固定の時の範囲, 平均値)
喪失: 3.5-10%, 6.75%; 6.5-10%, 8.25%
劣勢: 14--40%, 27%; 26--40%, 33%
均衡: 21--60%, 40.5%; 39--60%, 49.5%
優勢: 28--80%, 54%; 52--80%, 66%
確保: 35--100%, 67.5%; 65-100%, 82.5%
ほたる氏による, 防空を艦戦のみで行った場合の撃墜率のデータは次の通り.
(表2)
喪失: 5.4--5.5%, 5.5% (11件)
劣勢: 28.3-29.2%, 28.7% (2件)
均衡: 44.4-53.5%, 48.1% (16件)
優勢: 58.8-71.3%, 64.3% (13件)
確保: 73.6-85.4%, 80.1% (5件)
表の1と2を比較した場合, 均衡~確保の場合において, 乱数2が固定の時の数値は観測値に近い.
ただし(件数が極めて少ない劣勢を除くとしても)喪失状態での値に大きな開きがある.
2.
ここでほたる氏による撃墜率のデータを検討してみることにする.
弱編成・強編成それぞれの与撃墜数は観測された範囲では常に16と24であり, 撃墜率が固定されている(もしくは狭い幅で変動している)と考えられる.
ヲ級改Flagshipは艦載機スロットを4つ持っていることから(全て36機搭載)弱編成・強編成の合計スロット数はそれぞれ8と16となる.
つまり, 1スロット毎にそれぞれ2機が撃墜されていると考えられる.
この場合の撃墜率は2機を超え3機に届かない範囲であることから, 撃墜率は5.55...%(2/36)以上8.33...%(3/36)未満の範囲に収まると考えられる.
撃墜率の範囲をさらに絞り込むため, 6-5の最終編成でデータを取ってみたところ, 19機が確認された.
同様に撃墜率が固定であると仮定して, 空母棲姫およびヲ級Flagshipのスロット毎に艦載機1機あたりの撃墜率を計算し, 小さい順から並べてみたところ,
19機撃墜時の撃墜率は6.25%以上6.66...%未満になると考えられる.
上記の仮説(防空時の与撃墜式は通常の航空戦のものを流用している)を踏まえると, この割合は6.5%だと考えられないだろうか.
さて, この仮定に従い, 喪失時のみに撃墜割合が6.5%に固定されるよう航空戦の式を調整してみることにする.
様々な可能性が考えられるが, 最もシンプルかつ観測結果との誤差が少ないものは上記の通り
撃墜乱数=0.35*((0~(10- 制空定数))の一様な整数乱数) + 0.65*(11 - 制空定数)
だとは考えられないだろうか.
この場合, 取り得る値の範囲および平均値は
喪失: 6.5%, 6.5%
劣勢: 26-36.5%, 31.25%
均衡: 39-56.5%, 47.75%
優勢: 52-76.5%, 64.25%
確保: 65-96.5%, 80.75%
となり, 表1の仮説よりもほたる氏の観測値により近くなった.
3.
さて, この仮説は現時点ではあくまでも比較的少ないデータに基づいた仮説である.
ちなみに防空時にはスロット毎の正確な与撃墜数を観測することはできないため, この仮説を検証することは容易ではないと考えられる.
特に防空時においては基本的に複数のスロットを擁する編成が相手のため, 反例となりうる範囲外のデータを検出できる可能性は相当低いかもしれない.
この検証は個人的に行っていたものであり, Trollkin氏の要請を受けて報告を作成させて頂いた.
不十分な点も多々見受けられることが予期されるが, 本考察が今後の基地防空の検証において何らかの指針になれば幸いである.
4. 補足
ちなみに, 喪失時の与撃墜割合が6.5%で固定と仮定すると, 局地戦闘機および陸軍戦闘機の撃墜ボーナスの正確な値を算出できると考えられる.
6-5最終編成において, 試しに陸戦2で数件のデータを取得してみたところ, 31および32の2種類のデータを取得することができた(陸戦補正込みの撃墜率は10%程度と推定される).
このことから, 2つの新たな仮説が導き出される.
(1) 陸戦による撃墜ボーナスは制空状況によって変化する(N.B. 常に7%ではない)
(2) 陸戦による撃墜ボーナスは変動する
5. 謝辞
Trollkin氏からは喪失時の与撃墜割合が一定である可能性についての貴重な示唆を頂いた. ここに同氏への感謝の意を表する.
※6-5防空データ
制空喪失における陸軍戦闘機補正
先日の仮定式を元に防空検証を進めるため、
6-5削り編成での制空喪失データを集めてみた。
基本撃墜率の確認
まず防空なしでの基地空襲に対する与撃墜数を調べたところ、
ヲ級flagship2隻の編成1は10機、空母棲姫・フラヲの編成2が14機であった
フラヲのスロットは上から32/32/27/5機であり
仮定式の6.5%を当てはめると2/2/1/0の計5機撃墜、
空母棲姫は60/52/56/0なので3/3/3/0の9機となる
編成1・編成2共に制空喪失状態において仮定式と一致した
陸戦1での確認
結果は編成1が12機、編成2が18機と全て同じものとなった。
これを元に喪失状態における陸軍戦闘機の補正を考察する
制空状態による補正の変化
陸戦1スロによる補正は2%程度に収まっており、優勢の7%と大きく異なる。
前回データも考慮した上で「制空状態によって補正は変化する」とみて良さそう
補正計算式の考察
・1~複数のランダムなスロットに固定撃墜
編成1は2機、編成2で4機増加することへの説明がしにくい
敵機の総数に応じて固定撃墜を行うスロット数が変化するならアリか
・全スロットに固定撃墜
編成1の計8スロ、編成2計7スロと一致しないため確認できず。
ただし制空状態による補正の結果、
1未満になったスロットが存在する可能性も残っているので否定しきれない
・1~複数のランダムなスロットに割合撃墜
フラヲ5機スロが対象になるか否かで発生する撃墜数の差が観測できず
可能性は高くなさそう
・全スロットに割合撃墜
現時点で矛盾するデータなし
固定と割合撃墜の合計といった複合式を考慮しなければ
今のところ陸戦の補正は「全スロへの割合撃墜」、
次点で「一部スロットへの固定撃墜」が有力だろうか
謝辞
データの検討にあたって仮定式提供者さんに協力していただきました。
誠にありがとうございます。
基地航空隊の対潜哨戒攻撃・零式水上偵察機11型乙(熟練)のダメージ検証
1月20日の検証で、零式水上偵察機11型乙(熟練)の基地航空隊対潜哨戒攻撃は他の航空機と式が異なる事、火力が非常に低いことが示されていました。
今回の冬イベントにて最も装甲の低い潜水カ級のデータが取得できることから再調査を行いました。
結果
100件中 1ダメージが62件 2ダメージが38件となりました
潜水カ級(耐久19)は割合ダメージが1.14~2.58で、今回収集したデータ100件はすべて割合ダメージ圏内でした。
触接した場合でも57回割合ダメージ圏内を観測しており、その最大火力は7以下であると推定されます。
推測ではありますが、すべてが割合ダメージとなるような処理がされているように思います。
地防空スロ位置と陸戰局戰ボーナスには関係の調査
データ:https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Sa5NAS6e3yFXmCKDnKVF_HefDhznrDY33DsxZX7IWuk/edit?usp=sharing
下記の画像を参考にしてください
基地空襲に対する防空与撃墜検証まとめ
防空における敵機撃墜の仮定式成立と、
陸軍戦闘機/局地戦闘機の補正に機数は影響しないと思われること、
制空喪失における隼II型の撃墜率から制空状態で補正が変化すること、
以上の検証の続きになります。
・対爆値による補正
6-5防空で制空喪失のデータを集めていくと、隼II型と異なり
撃墜数に変動が見られる機体が確認されるようになった。
https://twitter.com/trollkin_ball/status/963574341546819585
※編成1はフラヲ旗艦編成、編成2は空母棲姫旗艦編成
データによると対爆値+2から変動が始まり、
大きくなるほど撃墜数及び変動の幅が大きくなったように見える。
また雷電の平均撃墜率は約15%と、喪失6.5%に対して10%弱の補正があるかに見える。
ここで得た仮説は
「対爆値による撃墜補正が存在する。対爆値が大きいほど撃墜数及び変動の幅が大きくなる」
「対爆値補正は制空状態の影響が無いか小さい。あるいは局地戦闘機は制空状態の悪影響を受けないか小さくする」
さらに隼II型にも何らかの補正が存在することから
「陸軍戦闘機の補正には対爆値とそれ以外、少なくとも2種類の補正が存在する。
2つ目の補正は制空状態の影響が大きいと考えられる」と仮定した。
・装備カテゴリによる補正
隼II型は対爆こそ無いが迎撃値が存在するため、迎撃による変動の有無を検証した。
また、局地戦闘機の特殊性についても検証した。
https://twitter.com/trollkin_ball/status/963743093555019776
・「制空喪失において」迎撃による補正は無いか小さい
・「制空喪失において」局戦、陸戦の違いは無いか小さい
隼II型の補正は「陸軍戦闘機カテゴリ」による補正が有力となった。
また、陸戦/局戦の補正による違いはなく「局戦+10%」は
「局戦・陸戦補正+対爆値補正」が雷電は約10%である可能性が出てきた。
※ただし制空状態が変わることによって陸戦/局戦のカテゴリ差が発見される可能性もある
・カテゴリ補正の詳細検証
続けて対爆補正の無い隼II型を用いてカテゴリ補正と思われる内容の検証に移った。
ここでは18冬E-3の低難易度に存在するヲ級、ヲ級eliteのデータを使う。
https://twitter.com/HMS_ArkRoyal_KC/status/970810476048388096
ここに6-5のデータを加え、敵艦一隻ごとの撃墜数を推測したものが以下の表。
全スロットの搭載数が同じヲ級、ヲ級eliteの増加を見ると、増加が3の倍数ではない。
つまり、隼II型の補正は全スロットには掛からず特定スロットに対するものと思われる。
さらにヲ級eliteは2機増加となっているもののflagshipは1機と
増加量が低下していることから固定値の撃墜数補正も考えにくい。
ヲ級とeliteの比較から補正は喪失6.5%を含む10%~11.1%。
空母棲姫で考えると最有力対象はスロット1。
11.11111・・・%のときのみスロット3も対象になりうる。
※後の対象スロット検証などでスロット3説は完全に消えた
加えてint(スロット搭載数*6.5%)+int(スロット搭載数*陸軍機補正)の場合、
空母棲姫・flagship・eliteで矛盾が生じる。
こういった考察を進めることで隼II型の補正=陸戦カテゴリ補正は、
int(スロット1搭載数*(6.5%+3.5~4.6%))と目星をつけた。
とりあえず3.5%と仮定した場合、スロット単位撃墜数が以下の通りとなる
ここで問題となるのは、防空アニメーション及び内部データによると
艦爆、艦攻を全て撃墜すると艦戦が残っていても基地への攻撃判定が行われない、
と考えられることである。
つまり1スロット目への補正である限り、多くの場合が対戦闘機であり
陸戦補正は基地への被害軽減にほぼ無関係という結論になりかねない。
・スロット配置位置による補正スロット位置の変化
この疑問を解決するべくさらに検証を進め、雷電を配置するスロットによって
敵攻撃エフェクトが雷撃または爆撃に偏りうるという観察結果を得た。
https://twitter.com/HMS_ArkRoyal_KC/status/969768057513172992
以下は追検証
https://twitter.com/trollkin_ball/status/969810533305147393
https://twitter.com/trollkin_ball/status/969850081527545857
https://twitter.com/KennethWWKK/status/971762422120816646
KenWWKさんのツイートは前回定例会での報告内容と同じ
つまり、2スロ目に雷電を配置すると爆撃が阻止されて雷撃エフェクトのみに、
3スロ目だと雷撃が阻止されて爆撃エフェクトのみとなる
「制空確保」では基地への攻撃は全て自動的に失敗となるが、
攻撃可能な敵機が存在すればエフェクトは発生する=攻撃自体は行われる。
そのためログに雷撃or爆撃の攻撃が無い=艦攻(雷撃)、艦爆(爆撃)スロットが全滅していることがわかる。
注意点として基地防空に空白スロットがある場合は空白分繰り上がって配置しているものとみなされる。
https://twitter.com/HMS_ArkRoyal_KC/status/969802297793490944
追検証
https://twitter.com/KennethWWKK/status/970700011158650880
・制空状態による陸軍戦闘機カテゴリ補正検証
ここまでの検証を元に6-5において制空確保かつ、陸戦/局戦カテゴリはスロット2に隼II型一つのみ配置した。
この結果、敵攻撃は雷撃のみとなり艦爆スロットの全滅を確認した。
https://twitter.com/trollkin_ball/status/970602139696287744
仮定式では制空確保での敵撃破率は65~96.5%であるため、
10回連続で全滅を確認できたことを踏まえると隼II型は35%近く、
あるいはそれ以上の補正を持つ可能性がある。
これにより、
「隼II型の補正=陸軍戦闘機カテゴリ補正は制空状態によって変動する」
という仮説が補強されることとなった。
まとめ
局地戦闘機および陸軍戦闘機には装備カテゴリと対爆値、2つの補正が存在する
カテゴリ補正は基地配置スロット位置に対応する敵スロットのみを対象とし、制空状態で変動する
対爆値補正は対爆値に応じて補正が変動し制空状態の影響は無いか小さいと考えられる
対爆値が影響するスロットは検証中
謝辞
匿名希望改めHMS Ark Royalさんには極めて長期に渡り
考察・データ交換・検証指針の決定において重要な役割を担っていただきました。
誠にありがとうございます。
データ提供に匿名で参加していただいた方々もありがとうございました。
防空補正重複効果と対爆値補正追加検証
・補正の重複効果
6-5にて隼II型のみ配置した航空隊を2つ用意して防空を行ったところ、
フラヲ2隻編成に対し与撃墜数は隼II型単体と同じ12機となった。
https://twitter.com/KennethWWKK/status/971421030810988544
6-5最終編成に対し対爆+1の隼III型甲をスロット1に配置した結果、
航空隊1つと2つで同じ28機撃墜となった。
https://twitter.com/trollkin_ball/status/974662463114235904
最後に一つ目の航空隊に隼III型甲(対爆+1)、二つ目に飛燕一型丁(対爆+2)を
それぞれスロット1へ配置した場合、飛燕一型丁単体と同じ32~36機であった。
https://twitter.com/trollkin_ball/status/975360912939876352
少なくとも制空状態喪失において別々の航空隊の同一スロットへ
それぞれ陸軍戦闘機を配置しても補正は重複効果はないかとても小さい。
対爆値補正も重複せず異なる対爆値では大きい値が優先されるように見えるが、
より多くの条件で検証を重ねるまで必要がある。
ただし複数の陸戦に対して制空喪失まで下げることが可能な敵編成は
6-5であればゲージ割る前の最終編成のみと検証できるタイミングが限られる。
現時点では他の検証を優先する予定。
・対爆値補正の変動範囲
6-5の基地空襲編成から、航空機を持つ敵艦のみ抽出すると
編成1:フラヲ、フラヲ、エリツ
編成2:空母棲姫、フラヲ、エリツ
編成3:空母棲姫、フラヲ、フラヲ、エリツ
このようになっている。
これら表から対爆値補正も固定値ではなく搭載数に対して
撃墜数および変動範囲が比例するように見える。
またスロット1と4の比較でスロット位置にも対応していると思われる。
5機スロットに割合で1機の撃墜数を出すためには20%以上必要になるが、
「int(基本撃墜数+陸戦補正)+int(対爆補正)」であるなら60機、32機の結果と矛盾する。
対爆補正の位置は「int(基本撃墜数+陸戦補正+対爆補正)」が有力だろうか。
なお、スロット4飛燕一型丁配置の航空隊を2つで防空を行っても
撃墜数19~21で単体と同じであった。
まとめ
陸軍戦闘機補正は制空喪失において同一スロットに対し重複しない
対爆値補正は制空喪失において同一スロットに対し重複せず高い値が優先の可能性あり
対爆値は陸戦補正と同じくスロット位置に対応し、搭載数への割合補正と思われる
謝辞
HMS Ark Royalさんの対爆値考察を参考にさせていただきました。
KenWWKさんの重複検証を引用させていただきました。
誠にありがとうございます。
基地航空隊の命中検証
18冬イベにて基地航空のダメージに熟練度補正が載っていることが確認され、命中補正も載っている可能性が出てきたため、データの収集及び集計を多くの方のご協力のもと行いました。
得られたデータは以下の通りです。
データ収集対象:E-1ボスマス・駆逐イ級後期型
機体
1式陸攻-無疲労・赤疲労
1式陸攻野中隊-無疲労・赤疲労
天山601空-無疲労・赤疲労
スプレリンクまとめ
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1vGZCA5N318AHANuQ7hsd7-YWr-DtMUXkYa7B86hWyIk/edit#gid=0
Nishisonicさんによってまとめが作られているので(https://twitter.com/Nishisonic/status/979622870274813952)、
それに沿って報告します。
①命中値によってクリティカル率は変わるか
無疲労一式陸攻-無疲労野中隊、赤疲労一式陸攻-赤疲労野中隊のデータのCL2の項目を比較した結果、有意差はなかった。
命中値によってクリティカル率は変化しないと推測される。(https://twitter.com/Ki_puzzle/status/980042402638397441)
②艦攻と陸攻で命中率が変わるか
無疲労天山601-無疲労野中隊、赤疲労天山601-赤疲労野中隊のデータの命中(CL1+CL2)の項目を比較した結果、有意差はなかった。現状のデータから推測すると艦攻と陸攻で命中率に差はないもしくはあっても小さな差であると考えられる。
(無疲労:https://twitter.com/Ki_puzzle/status/979628749887963136)
(赤疲労:https://twitter.com/Ki_puzzle/status/979629032667926529)
③命中値の有無で命中率が変わるか
無疲労一式陸攻-無疲労野中隊、赤疲労一式陸攻-赤疲労野中隊のデータの命中(CL1+CL2)の項目を比較した結果、有意差がでていた。命中値によって命中率は変わると推測される。命中0から命中+1の場合、10%程度の命中率上昇が見られる。(https://twitter.com/Ki_puzzle/status/980043341713719296)
謝辞
この検証では計10260件ものデータを集めていただきました。多くのデータの収集及びデータの使用許可をくださった夢路さん、Nishisonicさん、ルーツさん、シズリさん、ムウさんありがとうございました&お疲れ様でした。
陸攻の命中検証が行われていたので、以前行った潜水艦に対するダメージ検証のデータから命中のデータを抽出しました
結果
Swordfish Mk.III(熟練)命中+4 対潜水カ級elite
cond1(表示無疲労) 3004/3004 cl2(275/3004) cond2(オレンジ疲労) 16/16 cond3 (赤疲労) 123/167
Swordfish Mk.III(熟練)命中+4 対潜水カ級flagship
cond1(表示無疲労) 394/394 cl2(34/394) cond2(オレンジ疲労) 2/2 cond3 (赤疲労) 26/35
九七式艦攻(九三一空)命中+0 対潜水カ級elite
cond1(表示無疲労) 619/680 cl2(64/680) cond2(オレンジ疲労) 39/51 cond3 (赤疲労) 202/306
試製東海 命中+0 対潜水カ級elite
cond1(表示無疲労) 1960/2155 cl2(187/2155) cond2(オレンジ疲労) 2/2 cond3 (赤疲労) 15/22
試製東海 命中+0 対潜水カ級flagship
cond1(表示無疲労) 505/586 cl2(53/586) cond2(オレンジ疲労) 1/1 cond3 (赤疲労) 3/5
手集計なのでミスがあるかも データ
得られたデータは以下の通りです。
データ収集対象:E-1ボスマス・駆逐イ級後期型
機体
1式陸攻-無疲労・赤疲労
1式陸攻野中隊-無疲労・赤疲労
天山601空-無疲労・赤疲労
スプレリンクまとめ
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1vGZCA5N318AHANuQ7hsd7-YWr-DtMUXkYa7B86hWyIk/edit#gid=0
Nishisonicさんによってまとめが作られているので(https://twitter.com/Nishisonic/status/979622870274813952)、
それに沿って報告します。
①命中値によってクリティカル率は変わるか
無疲労一式陸攻-無疲労野中隊、赤疲労一式陸攻-赤疲労野中隊のデータのCL2の項目を比較した結果、有意差はなかった。
命中値によってクリティカル率は変化しないと推測される。(https://twitter.com/Ki_puzzle/status/980042402638397441)
②艦攻と陸攻で命中率が変わるか
無疲労天山601-無疲労野中隊、赤疲労天山601-赤疲労野中隊のデータの命中(CL1+CL2)の項目を比較した結果、有意差はなかった。現状のデータから推測すると艦攻と陸攻で命中率に差はないもしくはあっても小さな差であると考えられる。
(無疲労:https://twitter.com/Ki_puzzle/status/979628749887963136)
(赤疲労:https://twitter.com/Ki_puzzle/status/979629032667926529)
③命中値の有無で命中率が変わるか
無疲労一式陸攻-無疲労野中隊、赤疲労一式陸攻-赤疲労野中隊のデータの命中(CL1+CL2)の項目を比較した結果、有意差がでていた。命中値によって命中率は変わると推測される。命中0から命中+1の場合、10%程度の命中率上昇が見られる。(https://twitter.com/Ki_puzzle/status/980043341713719296)
謝辞
この検証では計10260件ものデータを集めていただきました。多くのデータの収集及びデータの使用許可をくださった夢路さん、Nishisonicさん、ルーツさん、シズリさん、ムウさんありがとうございました&お疲れ様でした。
17年秋ごろよりダメージに熟練度補正が載っている事が確認され、
18年冬イベにて陸攻の命中検証がされていましたので
17年夏イベ前(5月~6月)の同条件データとの比較を行いました。
・18年冬陸攻データ(パズルさんまとめ):
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1vGZCA5N318AHANuQ7hsd7-YWr-DtMUXkYa7B86hWyIk/edit#gid=0
・17年5月~6月データ:https://goo.gl/EQ1nXn
17年5月~6月の対イ級後期のデータと比較したところ命中率及びCL2率に差異があることが確認できました。
画像:命中率比較及びCL2率比較
謝辞
比較としてムウさん、シズリさんのデータをお借りしました。
また、ぱずるさんのまとめを引用させて頂きました
ありがとうございました。